私の平和学習

一般的な知識のための道案内

戦争を直接学びたくなった人のために

このページについて

このサイトは、私の平和学習の成果をまとめたものだ。それなりに質の高い学習を提供しているなと自画自賛しているが、一般的な知識はあまり学べない。

私の平和学習をきっかけに、「実際には何が起きたのか」「加害と植民地責任はどう語られてきたのか」など、一般的な知識を知りたくなった人がいるかもしれない。しかし私は過去の文化を調べるのが好きなだけの人なので、そんなことを聞かれても困るのだが、幸いなことに優れた資料館・アーカイブ・書物が大量に存在している。これをまとめるのは面倒くさいのだが、これまた幸いなことに今はAIがいる。

というわけで AI(Opus 5) にリンク集を作ってもらった。『掲載にあたっては、公的機関・大学・定評ある研究者の仕事を中心に選び、歴史修正主義的・排外主義的なものは除いています。加害・植民地責任・強制動員を正面から扱う施設や資料は、このサイトが見つけた「欠落」を読者自身が埋めていくための導線として、特に重視して並べました。リンクは掲載時点で到達を確認していますが、機関側の都合で移転・終了することがあります。』とのことである。

内容は私も確認済み。妥当なんじゃないかなと思う。今更その本は紹介しなくてもいいんじゃないの……というものもなくはないが、あくまで一般的な知識ということでそのままにしてある。

私のお勧めの本としては、次の二冊も追加しておきたい。

増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下

実は私も未読なんだけど、かなり面白いんじゃないかな? いずれ読もうと思っている。

デジタルアーカイブなら次のがおすすめ。

東京・一九四五年秋 文化社 文化社 昭和二一(一九四六)年 1946

写真集、文章も面白い。


1. 公的機関・博物館・資料館

原爆(広島・長崎)

広島平和記念資料館(広島市/公益財団法人広島平和文化センター運営)
被爆資料・遺品・写真を核とした常設展示のほか、来館前に展示構成や被爆体験講話の情報を確認できます。所蔵資料をデジタル化した平和データベース(被爆資料・写真・原爆の絵)はオンラインで無料閲覧でき、現地に行かずとも一次的な視覚資料に当たれます。原爆については被害の実相に厚い一方、投下に至る加害・植民地の文脈は別の資料で補うとよいでしょう。無料(サイト・DB)/常設展示は有料・現地。
長崎原爆資料館(長崎市立/指定管理運営)
被爆の惨状に加え、原爆投下に至る経過と核兵器開発史をストーリー展示。長崎市の平和発信ポータルながさきの平和では平和学習用の動画・資料も提供しています。オンラインで概要を把握してから現地訪問へ、という順路に向きます。無料(サイト)/展示は有料・現地。
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(国立/厚生労働省所管)
死没者の名前・遺影の登録公開と、多数の被爆体験記・証言映像の収集で知られる国立施設。所蔵する体験記・証言の一部は、広島・長崎両館共通の平和情報ネットワークからオンラインで検索・閲覧できます。「一人ひとりの言葉」に当たれる点で、本サイトの語彙分析と最も近い距離にあります。オンライン無料/入館無料・現地。

国(九段・新宿)の3館

昭和館(国立/厚生労働省委託・東京都千代田区九段南)
戦中・戦後の国民生活上の労苦を、実物資料・写真・映像で伝える施設。4〜5階の映像音響室・図書室では当時の映像や雑誌をデジタルアーカイブで閲覧できます。銃後の「暮らし」から戦争を捉えたい人向け。サイト無料/入館は有料・現地。
しょうけい館(戦傷病者史料館)(国立/厚生労働省委託・東京都千代田区九段南)
戦傷病者とその家族が戦中・戦後に体験した労苦を扱う国立施設。公式サイトの直接URLは本稿では未確認のため、昭和館の関連施設ページ経由での確認を推奨します。 入館無料・現地。
平和祈念展示資料館(帰還者たちの記憶ミュージアム)(総務省委託/新宿住友ビル33階)
兵士・戦後強制抑留者(シベリア抑留)・海外引揚者の労苦に特化。シベリア抑留や引揚げを概説的に押さえたい人の入り口として有用です。入館無料・現地。

空襲・地域の平和資料館

東京大空襲・戦災資料センター(公益財団法人政治経済研究所付属/東京都江東区)
1970年に作家・早乙女勝元を中心に結成された「東京空襲を記録する会」の資料が土台。東京都が1999年に「平和記念館(仮称)」建設計画を財政難で凍結したため、政治経済研究所と同会が民間募金を呼びかけ、4,000名を超える協力を得て2002年3月に開館、早乙女が初代館長に就任しました(2020年全面リニューアル)。被災品・地図・証言に加え、連続市民講座(オンライン録画配信あり)や、朝鮮出身者・障害のある人など多様な立場からの戦争体験を扱う企画も行っています。市民運動として被害補償・記憶継承を担ってきた歴史そのものが学びになります。有料・現地/講座はオンライン視聴可。
ピースおおさか(大阪国際平和センター)(大阪府・大阪市/公益財団法人運営)
大阪空襲を中心に、大阪の人々の戦争体験を展示。図書室・映像コーナーや修学旅行向けプログラムがあります。公式サイトの直接URLは本稿では未確認のため、リンクは大阪観光局の施設紹介ページを掲げています。 有料・現地。
戦争と平和の資料館 ピースあいち(民間/名古屋市)
空襲や東海地方の戦争体験を伝える民間館。公式サイトの直接URLは本稿では未確認のため、名古屋市観光情報の紹介ページを掲げています。 有料・現地。

沖縄戦

沖縄県平和祈念資料館(沖縄県立/糸満市摩文仁)
「住民の視点で捉えた沖縄戦」を展示理念とし、145人の体験者証言文と約500人の証言映像を収録。地上戦と住民被害を県立施設として正面から扱います。有料・現地。
ひめゆり平和祈念資料館(公益財団法人/糸満市)
ひめゆり学徒隊の生存者・同窓生が1989年に設立した民間館。遺品・証言を通して、動員された少女たちの体験を伝えます。有料・現地。

引揚げ・満蒙開拓(植民・移民の側面)

満蒙開拓平和記念館(民間/長野県阿智村・2013年4月開館)
旧満洲への農業移民「満蒙開拓団」を扱う日本で唯一の民間施設。渡満した開拓民は全国で27万人余り、うち長野県が約3万3千人で全国一(飯田・下伊那郡だけで約8,400人)と記念館は記します。館の言葉は移民を「現地住民からすると侵略であった」と明記し、贖罪と加害の視点を含めて歴史を提示します。本サイトが指摘する「植民地責任の欠落」を、移民という切り口から具体的に埋められる施設です。有料・現地/サイト無料。
舞鶴引揚記念館(京都府舞鶴市立)
昭和20年10月〜昭和33年9月の13年間に、延べ346隻の引揚船と約66万人の引揚者(うちソ連領から約46万人)を受け入れた引揚港・舞鶴の歴史と、シベリア抑留の資料を展示。収蔵資料約16,000点のうち526件570点が「舞鶴への生還 1945-1956」として2015年10月10日にユネスコ「世界の記憶」に登録されています。有料・現地。

加害・植民地支配・戦時性暴力を扱う施設(本サイトの問題意識の中心)

アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)(NPO法人女たちの戦争と平和人権基金/東京都新宿区)
日本軍「慰安婦」制度と戦時性暴力に特化した、日本で初めての施設(2005年8月開館、故・松井やよりの遺志を継承)。「①ジェンダー正義の視点で戦時性暴力に焦点をあて ②被害と同時に加害責任を明確に」など5つの基本理念を掲げ、2007年にパックス・クリスティ平和賞、2013年に日本平和学会・平和賞を受賞。本サイトが見つけた「加害・植民地責任の語られなさ」に、正面から応答する資料館です。有料・現地/サイト無料。
高麗博物館(NPO法人/東京都新宿区)
日本と朝鮮半島の関係史を、植民地支配を含めて市民の手で展示する博物館。加害の歴史を来館者と共有する姿勢が明確で、植民地責任というテーマの入り口になります。有料・現地/サイト無料。

2. デジタルアーカイブ・一次資料データベース

本サイトの悉皆調査と同じ土俵で、読者自身が一次資料に当たるための入り口です。すべてオンライン完結(一部、館内限定資料や有償DBを含む)。

国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館)
図書・雑誌・新聞・古典籍などのデジタル化資料と、絶版等入手困難資料を含む膨大なコレクション。まずはキーワード全文検索から。個人向けデジタル化資料送信サービス(要利用者登録)で自宅から閲覧できる資料も多数あります。本サイトの調査対象(戦後出版物の序文・あとがき)そのものに読者が触れられる場所。
次世代デジタルライブラリー(国立国会図書館・実験サービス)
著作権保護期間が満了した図書・古典籍約35万点を対象に、全文テキスト検索・画像検索ができる実験的サービス。検索結果が個別URLを持ち、全文テキストをダウンロードできるため、語彙の出現を横断的に追う調査に向きます。初学者は「全文から検索する」で語を1つ入れてみるのが入り口です。
国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)(国立国会図書館)
全国の図書館・アーカイブの所蔵を横断検索できる総合入口。ある本や資料が「どこにあるか」を確かめる最初の一歩に。
ジャパンサーチ(国/デジタルアーカイブ連携)
書籍・文化財・公文書・メディア芸術など分野横断で日本のデジタルアーカイブを一括検索できる国の統合ポータル。テーマや人物からたどれるので、何から探せばよいか分からない段階に向きます。
国立公文書館デジタルアーカイブ(国立公文書館)
歴史公文書等の目録・画像を検索・閲覧。戦時・占領期の行政文書に当たれます。戦災の全体像を第一復員省が描いた「全国主要都市戦災概況図」もここで閲覧できます。
アジア歴史資料センター(アジ歴/JACAR)(国立公文書館)
外務省・防衛省・国立公文書館所蔵の近現代アジア関係公文書をデジタル画像で公開する「デジタル文書館」(2001年開設)。24時間無料で閲覧でき、初学者向けにテーマ別の入門コンテンツやインターネット特別展を用意しています。植民地統治・軍政に関わる一次文書に、加害の側の記録として当たれる点が重要。
プランゲ文庫(検索・複写申込ガイド)(国立国会図書館 リサーチ・ナビ)
占領期にGHQ/SCAPの検閲を受けた1945〜1949年の出版物の、最も網羅的なコレクション(メリーランド大学図書館所蔵)。国立国会図書館が複製を雑誌マイクロフィッシュ63,023枚・新聞マイクロフィルム3,826巻所蔵しています。発禁となった出版物も含み、検閲の実態を示します。本サイトの対象時期と完全に重なり、「何が書けて何が消されたか」を裏側から確かめられます。 雑誌・新聞記事の目次検索には、NPO法人インテリジェンス研究所(20世紀メディア研究所)の「20世紀メディア情報データベース」があり、新聞・雑誌あわせて320万件超のデータを収録していますが、利用は原則有料です(本稿では契約先URLは未確認)。
みんなの戦争証言アーカイブス(テレビ制作スタッフによるプロジェクト)
番組の制約を外し、証言者の言葉を極力ノーカットで公開するプロジェクト。無料・オンライン完結。NHKも「NHK戦争証言アーカイブス」を公開していますが、本稿では公式URLを確認できていないため、NHKアーカイブスのサイトからの確認を推奨します(NHK側URLは未確認)。
総務省「一般戦災死没者の追悼」(総務省)
全国戦災史実調査報告書、国内各都市の戦災状況、追悼施設一覧をまとめた公的サイト。地域ごとの空襲被害の概況を一次的な公的記述で確認できます。無料・オンライン完結。

3. 通史・基礎知識を得るための書籍

通史(まず1冊)

吉田裕『アジア・太平洋戦争』(岩波新書〈シリーズ日本近現代史6〉/2007年/ISBN 978-4-00-431047-1)
兵士・銃後・アジアの民衆それぞれの総力戦を描く定番の通史。在庫僅少ながら新刊入手可・電子書籍化あり。→ Amazon
加藤陽子『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書〈シリーズ日本近現代史5〉/2007年/ISBN 978-4-00-431046-4)
なぜ戦争へ向かったのかを問う、同シリーズ前巻。新刊入手可・電子書籍化あり。→ Amazon
加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫/2016年文庫化/ISBN 978-4-10-120496-3)
中高生への5日間の集中講義をもとにした近現代史。小林秀雄賞受賞。文庫・電子で入手容易。→ Amazon
半藤一利『昭和史 1926-1945』(平凡社ライブラリー671/2009年)
平易な語り下ろしの通史(学術書ではなく読み物として定評、毎日出版文化賞)。2025年に索引・解説付きの新版『新版 昭和史 戦前篇 1926-1945』も刊行。→ Amazon

兵士・銃後の現実

吉田裕『日本軍兵士――アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書2465/2017年/ISBN 978-4-12-102465-7)
日本人戦没者を軍人・軍属230万人+民間人80万人=計310万人とし、うち281万人(91%)が戦争末期の1944年以降に犠牲になったと推算。餓死・海没死・特攻など末期の実態を描きます。新書大賞・アジア太平洋賞特別賞。→ Amazon
吉見義明『草の根のファシズム』(岩波現代文庫/2022年文庫化/ISBN 978-4-00-600452-1)
民衆が戦争をどう支えたかを一次史料から描く古典的研究(原著1987年)の文庫版。解説=加藤陽子。→ Amazon

植民地支配・朝鮮/台湾・戦争責任(本サイトの問題意識の中心)

趙景達『植民地朝鮮と日本』(岩波新書/2013年/ISBN 978-4-00-431463-9)
植民地期朝鮮の社会と支配を概説。版元品切れ、電子書籍で入手可。Amazon
木畑洋一『二〇世紀の歴史』(岩波新書/2014年/ISBN 978-4-00-431499-8)
帝国と植民地主義を軸に20世紀を捉え直す。日本の植民地支配を世界史に位置づけたい人に。新刊入手可・電子書籍化あり。→ Amazon
内海愛子『朝鮮人BC級戦犯の記録』(岩波現代文庫/2015年文庫化/ISBN 978-4-00-600329-6)
植民地出身者が「加害者」として裁かれた矛盾を追う基本書(原版・勁草書房1982年)。文庫で新刊入手可。→ Amazon
吉見義明『従軍慰安婦』(岩波新書/1995年/ISBN 978-4-00-430384-8)
慰安婦研究の古典的基本書。版元品切れ・古書流通。 1995年刊のため、以後の研究(同著者の岩波ブックレット『日本軍「慰安婦」制度とは何か』等)での補完を推奨。→ Amazon
波多野澄雄『日本の歴史問題――「帝国」の清算から靖国、慰安婦問題まで』(中公新書/ISBN 978-4-12-102733-7)
歴史認識問題を外交史の視点で整理。初版『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』(中公新書2137/2011年)の全面改稿・改題新版で、こちらが最新版。ASIN未確認のためISBNを掲げます(旧版のKindle版ASINはB00LMB2QIA)。

占領期・GHQ・検閲(本サイトの対象時期)

山本武利『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波現代全書007/2013年/ISBN 978-4-00-029107-1)
プランゲ文庫など一次資料に基づく検閲・宣伝の実証研究。版元品切れ・古書流通。 本サイトの対象時期の「検閲」を学術的に押さえる一冊。→ Amazon
江藤淳『閉された言語空間――占領軍の検閲と戦後日本』(文春文庫/1994年文庫化/ISBN 978-4-16-736608-7)
占領期検閲を論じたロングセラー(単行本1989年)。ただし近年いわゆる「WGIP」論の原典として政治的に引用され、歴史学界ではその解釈に議論があります。史料に基づく批判的読解が前提で、実証面では山本武利の研究と併読を推奨。→ Amazon

個別テーマ(沖縄戦・原爆・空襲・抑留・引揚げ)

林博史『沖縄戦 強制された「集団自決」』(吉川弘文館・歴史文化ライブラリー275/2009年/ISBN 978-4-642-05675-5)
2007年の教科書検定問題を受けた実証研究。オンデマンド版で入手可。概説には同著者『沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのか』(集英社新書)も。→ Amazon
長谷川毅『暗闘――スターリン、トルーマンと日本降伏』(中公文庫・上下/2011年文庫化/上巻ISBN 978-4-12-205512-4)
日本降伏の決定要因を原爆より対ソ参戦に見る、国際的に評価が高い研究(論争あり)。読売・吉野作造賞、司馬遼太郎賞。→ Amazon(上巻)
栗原俊雄『シベリア抑留――未完の悲劇』(岩波新書/2009年/ISBN 978-4-00-431207-9)
抑留と戦後補償を扱う。版元品切れ・古書流通。Amazon
加藤聖文『「大日本帝国」崩壊――東アジアの1945年』(中公新書2015/2009年/ISBN 978-4-12-102015-4)
帝国の崩壊と引揚げを東アジア全域で捉える。新刊入手可・電子書籍化あり。引揚げをさらに深めるなら同著者『満蒙開拓団 国策の虜囚』(岩波現代文庫)。→ Amazon
荒井信一『空爆の歴史――終わらない大量虐殺』(岩波新書/2008年/ISBN 978-4-00-431144-7)
空襲を人類史のなかに位置づける。日本(軍)による空襲も扱う。書名は「空爆」(「空襲」ではない)。→ Amazon

歴史学の方法・史料の読み方

東京大学教養学部歴史学部会編『史料学入門』(岩波テキストブックス/2006年/ISBN 978-4-00-028043-3)
史料の種類と扱い方の入門。→ Amazon
福井憲彦『歴史学入門〔新版〕』(岩波テキストブックスα/2019年新版/ISBN 978-4-00-028921-4)
「宗教」「ジェンダー」章を加えた全面改訂版。→ Amazon
東京大学教養学部歴史学部会編『東大連続講義 歴史学の思考法』(岩波書店/2020年/ISBN 978-4-00-061406-1)
最新の入門書として好評。→ Amazon

戦争の記憶・記憶の政治(本サイトと最も響き合う領域)

成田龍一『増補「戦争経験」の戦後史――語られた体験/証言/記憶』(岩波現代文庫/2020年/ISBN 978-4-00-600423-1)
戦争体験が戦後どう語られ・語り直されてきたかを追う。「語りの変化」を主題とする点で本サイトの語彙分析と直結。Amazon
テッサ・モーリス-スズキ『過去は死なない――メディア・記憶・歴史』(岩波現代文庫/2014年/ISBN 978-4-00-600312-8)
記憶と歴史認識をメディア論から考える重要文献。→ Amazon
福間良明『「戦跡」の戦後史――せめぎあう遺構とモニュメント』(岩波現代全書072/2015年)
戦跡・モニュメントをめぐる記憶のせめぎあいを扱う。岩波現代全書は品切れ気味・古書流通中心。ASIN未確認のため書誌情報のみ掲げます。 関連に同著者『「戦争体験」の戦後史』(中公新書/2009年)。

4. オンラインで読める入門コンテンツ・基礎データ

アジア歴史資料センターの入門コンテンツ(国立公文書館)
「テーマで見る」「アジア歴史資料ラーニング」など、公文書を初学者が読み解くための解説を無料公開。用語や時代背景から入れます。
総務省「国内各都市の戦災の状況」(総務省)
各都市が提出した戦災概況を地域別に読める公的記述。地元の被害から調べ始めたい人に。
全国主要都市戦災概況図(国立公文書館デジタルアーカイブ)(国立公文書館)
1945年12月に第一復員省資料課が復員帰還者向けに作成した戦災概況図。被害の全体像を当時の公的資料で概観できます。

5. 教員・学習者向けの実践的リソース

広島平和記念資料館国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(平和学習プログラム)
被爆体験講話、資料貸出、学習ワークブック等の申込・案内。修学旅行前の事前学習に。
ピースおおさか 修学旅行・平和学習プログラム(大阪観光局)
映画鑑賞、戦跡めぐり案内など、修学旅行での平和学習の具体メニューを確認できます。
東京大空襲・戦災資料センター 連続市民講座(政治経済研究所)
空襲の歴史や被災者運動をテーマにした市民講座を、オンライン録画配信も含めて公開。授業の素材にも。

6. 海外・多角的視点のリソース(発展)

ヒロシマアーカイブ(多元的デジタル・アーカイブズ)
1945年当時の証言・写真・地図をデジタル地球儀上に重層表示。空間と時間を重ねて俯瞰できます。無料・オンライン完結。